災害が起きたとき、私たち人間だけでなく「家族の一員」であるペットの存在も忘れてはなりません。避難所には動物が好きな方もいれば、苦手な方もいます。だからこそ重要なのは、誰もがストレスなく安心して過ごせる環境を、どう整えるかという点です。

和光紙器では、災害時に役立つ製品を生み出すため、部門の垣根を越えて、従業員のアイデアや発想を積極的に取り入れながら開発に取り組んできました。

コンセプトは、「環境に配慮した商品」。そして「使う人・管理する人を考える」。

その一歩目として段ボールベッドを開発し、以降、パーテーション、感染症対策用品、廃棄プラスチックを主原料としたサーキュラーエコノミーの取り組みが可能な環境配慮型包装資材「ポリエコレン」を応用させた『ポリエコレン担架』、段ボールトイレや携帯トイレへと展開してきました。
和光紙器はこれまで、人が安心して避難生活を送れるようにするための工夫を積み重ねてきたのです。

しかし災害時に大切なのは人間だけではありません。
共に避難するペットの安全と安心も守らなければならないのです。それと同時に、避難所では動物が苦手な方やアレルギーを持っている方等への特別な配慮も求められます。

人と動物が同じ空間で過ごすためには、「管理のしやすさ」と「共存のための工夫」が欠かせません。

当初、和光紙器では、これまで培ったノウハウを生かしながら自社でペット用ケージの開発に挑戦しました。しかし、人と動物の違いは想像以上に大きく、なかなか納得のいくケージにはたどり着けませんでした。

そこで、同じ川口市内で長年ペットと向き合ってこられた株式会社エヌ・シー（SHOP：犬ごころ）の工藤社長に相談。私たちの想いを伝えたところ、快くご賛同いただき、共同開発がスタートしました。

近年では、多くの市町村・自治体が、避難時における人とペットの共存について検討しています。

それに対して、私たちにできることはないか？と考え、株式会社エヌ・シー様と共に１年以上にわたり検討に検討を重ね、何度もトライアルテストを実施し、試作を繰り返し作り――

そして誕生したのが、『わんボールケージ』 です。

“もしも”に備える安心空間ペットケージ
『わんボールケージ』

大切なペットを守るために。
ペットが苦手な人のために。

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もしもの時に、ケージ管理という選択を。

どんなに小さくても大切な一つの命。

緊急の事態だからこそ、人も動物も安心できる空間を大切に、短い間でも快適に過ごせるようにと開発されたのが『わんボールケージ』です。

災害時の避難所や保護動物の一時的な場所の確保、アウトドア時など、あらゆる“もしも”の事態に使用できます。

どんなときも安心できる快適空間を

犬の立場に立ち、商品を厳選して提供する、犬の専門店『犬ごころ』。その経験豊富なスタッフが企画段階から実地検証試験など、細かな部分まで監修しました。

わんボールケージ本体は段ボールと廃棄プラスチックを使用。使用後は全てリサイクルができて環境にもとてもエコロジーです。

非常時でも緊迫感を与えず、使用している人にもストレスを感じさせないカプセルホテルをイメージしたデザインです。

『わんボールケージ』の特徴

❶安心できる機能性

天面は丸紙管を6本使用し、犬の頭のサイズを考慮した間隔になっています。
出し入れがしやすく脱走する心配もありません。格子状だから通気性も良く、空気の循環もするので夏でも暑くなりすぎません。犬のサイズによって高さを二段階に調節できます。

底パーツの両側を下に向かってななめにしたことで、犬が内側から寄りかかっても倒れず、安定性バツグンです。安心して設置できます。

本体と付属して専用のふたがあります。ふたをすることで、避難所でも周りにいる他の犬も気になりません。上部にさした丸紙管の引抜き防止にもなります。

❷ストレスを与えにくいデザイン

カプセルホテルをイメージした印刷デザインで、並べたときにも緊迫感を与えず、使用する人にもストレスを感じさせないデザインです。また、名前を記入する欄や使用している犬の詳細を記入できる面もあります。

❸コンパクトに収納

わんボールケージの梱包箱は隙間にもすっぽり入るサイズ。使っていないときもスペースを取ることなくストックできます。

『わんボールケージ』の仕様

“もしも”に備える安心空間ペットケージ『わんボールケージ』は楽天市場本橋商店と和光紙器株式会社で取り扱っています。

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