- 和光紙器の取り組み
さいたま市中学生向け職場体験「未来(みら)くるワーク体験」を実施しました。

和光紙器株式会社 岩槻事業所では、地元中学校の生徒3名を迎え、3日間にわたる「未来(みら)くるワーク体験(職場体験)」を行いました。
1日目は、社長による「働くことの意味」や「リサイクルの重要性」についての講話からスタート。生徒たちはとても素直な姿勢で、真剣に耳を傾けていました。

続く工場見学では、普段目にすることのない機械や製造工程に興味津々で、一つひとつの作業にしっかりと向き合う姿が印象的でした。
そのあとは災害用段ボールベッドのパーツに糊を貼る作業にも挑戦。初めての作業にもかかわらず、丁寧かつ前向きに取り組んでくれました。


2日目は、前日に体験した糊貼り作業を引き続き行い、作業スピードや手際の良さに私たちも驚かされました。
また、段ボール設計に関する学習では、強度の確保や構造の工夫といった技術的なポイントにも興味を持ち、積極的に取り組む様子が見られました。

午後はオリジナルBOXのデザイン作業に取り組み、それぞれの個性が光るアイデアが次々と生まれ、翌日の製作に向けて意欲を高めていました。

最終日となる3日目は、緩衝材の熱貼り作業や段ボールベッドの最終仕上げを行いました。
完成したベッドには実際に寝転がってみたり、3人で立って強度を確かめたりと、ものづくりの達成感をしっかりと感じてくれたようでした。

午後には自分たちでデザインしたBOXの印刷と組み立てを行い、“世界に一つだけの箱”が完成しました。
修了式では、修了証の授与に加え、設計班からのサプライズとして花が敷き詰められた段ボール製の額縁を贈呈。生徒たちの笑顔があふれる、温かい締めくくりとなりました。
3日間を通してたくさん笑い、たくさん考え、一生懸命に取り組んでくれた3名。
そのまっすぐな姿勢に、私たちも多くの学びと元気をもらいました。
この経験が3人にとって素敵な未来への一歩となることを、心より願っています。

和光紙器株式会社はSDGsの基本理念を踏まえ、地域社会とのつながりを大切にしながら、環境資源を守る取り組みやエコな包装資材の開発・製造を通じて、持続可能な未来づくりに貢献しています。
今回の職場体験を通じて、次世代を担う若者たちに働くことの意義やものづくりの魅力、そして持続可能な社会の実現に向けた意識を少しでも感じてもらえていたら幸いです。