- CSR
- 和光紙器
- その他
私たちの考える CSRについての想い

和光紙器株式会社は、この度昨年度の取り組みをCSR報告書(CSRレポート)としてまとめる運びとなりました。
CSRへの想いと私たちの価値観
和光紙器は、「ものづくりで進化させ続ける」をスローガンに、環境に配慮した包装資材の開発・製造を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。
私たちは、5つの考え方【情熱・誠意・自覚・正直・肯定】と7つの力【提案力・対応力・準備力・会話力・改善力・発想力・追求力】を大切にし、「情熱をもって仕事に向き合う」ことを原点としています。
やりがい、楽しさ、喜び──すべては情熱から生まれます。
CSRやSDGsへの取り組みは、従業員の仕事への前向きな姿勢を育て、仕事に誇りを持てるような環境づくりにもつながっています。自分の仕事が社会の役に立っていると実感できることが、日々のやりがいや充実感にもつながっています。
挑戦と変化を恐れず、想いを行動に。
私たちは、現場から未来を変える力を信じています。

感謝を忘れず歩み続けるCSR・SDGs活動
今の和光紙器があるのは、これまで支えてくださったすべてのステークホルダーの皆さまのおかげです。その感謝の気持ちは、これからも決して忘れることはありません。私たちが取り組むCSRやSDGs活動の原点には、いつも「人への感謝」があります。
活動の始まりは、「SDGsとは何か?」という素朴な疑問からでした。知識も経験もない中、「まずはできることから」と始めた地域清掃が、地域とのつながりを生み、やがて次世代育成や防災、環境教育などへと広がっていきました。従業員の提案から生まれた活動も多く、皆で考え、行動し、少しずつ実を結んできました。段ボールケーキの寄贈や支援学校との連携、海岸清掃など、どれも「私たちにできること」から始まった小さな一歩です。その積み重ねが、和光紙器らしいCSR活動を形作っています。
これからも、支えてくださる皆さまへの感謝を忘れず、「ありがとう」を行動で伝える企業でありたい。
CSRは、単なる社会貢献ではなく、私たちの存在意義を見つめ直す大切な活動だと考えています。

経営理念 × CSR × SDGs のつながり
私たちの事業である「包装資材」は、使用後に不要となる存在です。だからこそ、製造段階から廃棄を出さず、再資源として循環させる責任があると考えています。
「Polyecolene®」シリーズは、100%リサイクル材を活用し、製造時に出る端材やロス材もペレット化して再利用することで、環境負荷の最小化を実現しています。さらに、従業員のアイデアから生まれた環境配慮型の担架や段ボールトイレなどの展開を通じ、社会課題の解決にも取り組んでいます。また、「経営理念」「SDGs活動」「環境への取組」を連動させ、すべての活動を同じ方向に進めることを大切にしています。
私たちがものづくりで最も重視しているのは、設備を導入することそのものではありません。設備は導入しただけでは力を発揮せず、その性能を引き出すことで真の技術力が生まれます。設備任せではなく、人の力で成熟させてこそ技術も現場も進化します。和光紙器の進化の原動力は、常に「人」にあります。
情熱を持ってものづくりに挑み、「和光紙器だからできること」を追い求める── それが、”私たち”らしさです。

サステナブル経営のビジョン
── サーキュラーエコノミーの取り組みができる包装資材として
私が描くサステナブル経営のビジョンは、「和光紙器だからこそ実現できる価値」を追求することです。
廃棄物を資源と捉え、再資源化による循環型社会の実現を目指すサーキュラーエコノミーを、製造の中心に据えています。使い捨てではなく活かし続けるという発想で、再資源の価値を高めながら、製品開発・運用のすべてにその思想を貫いています。経営理念・SDGs・環境対応を連動させ、持続可能な視点で判断と行動を進めています。ものづくりにおいては、情熱ある仕事こそが価値を生むと信じています。設備や技術も重要ですが、何より人が考え、工夫し、成長していくことこそが企業を進化させる原動力です。
「私たちだからできること」と向き合い、社会に必要とされる企業として信頼を築き続けたいと考えています。
だからこそ、「環境配慮型包装資材」「環境配慮型トレー」「環境に配慮したものづくり」と私たちだからできる環境配慮へのカタチを考えます。
従業員には、和光紙器で働くことを誇りに思ってもらいたい。その想いが、働く喜びとなり、地域や社会にも良い影響を広げていく。誰かのために、地域のために、未来のために── 。
一人ひとりが自らの可能性を信じ、情熱をもって行動する。その積み重ねこそが、社会を動かし、未来を変えていく力になると私たちは信じています。
これからも和光紙器は、持続可能な社会の実現に向けて、真摯に、力強く、挑戦を続けてまいります。


2025年
和光紙器株式会社
代表取締役
本橋 志郎
本内容は「和光紙器CSRレポート2024」に掲載されております。
